生きる意味を見つける日記

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【映画】素晴らしきかな、人生【感想・レビュー】

どうもランスです。

この前アマプラで見た映画がとても面白かったのでレビューしたいと思います。

あらすじ

ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たちもそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が…。

アマゾンプライムより


映画のテーマ
この映画は「死」、「時間」、「愛」の三つテーマが軸に物語が進んでいきます。なぜ「死」、「時間」、「愛」なのか?
それはハワードが「死」、「時間」、「愛」にとらわれているからです。彼は最愛の人を失った後の三つの要素に悩み苦しみます。
最愛の人を奪った「死」何も解決しない「時間」、裏切られた「愛」そしてこの要素は彼の同僚である3人のテーマにも成っています。


【感想】

「死」、「時間」、「愛」の三つのテーマに沿う形の映画です。ハワードを苦しめた「死」、「時間」、「愛」ですが、彼の同僚である3人も「死」、「時間」、「愛」にとらわれています。
病気で死を待つ男サイモン、仕事に時間を捧げた女エイミー、離婚で愛する子供に会えなくなた男ホイット。
この映画はテーマのためのキャラクターで有りそれが分かったときあぁ、よくある映画の内容だなぁと感じました。
キャラクターはテーマのための人生設定になっているため何となく先が読める展開で有り、一定以上のクオリティは保っていますがそれ以上は期待できない作品だと最初は思っていました。
急激な物語の起伏などは無く淡々と彼が少しずつ最愛の娘の死を受け入れないつつも自覚していきます。
ハワードはいつしか自分と同じように最愛の人を失った人たちが集まるセラピーのような物に参加するようになります。彼が少しずつ現状を受け入れるのと同じように彼の同僚である3人も「死」、「時間」、「愛」を自覚し受け入れていきます。
そして物語終盤で彼は初めて娘の死を受け入れることになりますがその展開が中々衝撃的でした。
よくある話だと思っていた私にとっては目からうろこの展開でした。いい意味でうまく騙された気持ちです。

この映画は凄く面白いというわけでは無いですが私のように映画を知っているような気持ちで見ている人はやられたなと思うのでは無いでしょうか?
よくよく思い返せば分かることですが、意識されないよう重要な要素がちりばめられていました。
終わりよければ全てよし!
テーマにそったご都合主義でもいい。私は最後の展開でこの映画すきになりました。
私は結構映画を見る方ですがこの映画が2016年に上映されていることは知りませんでした。宣伝が弱かったのかな?
もしアマゾンプライムに加入しているのであれば是非視聴して欲しい作品の一つです。